· 

連日の猛暑日 神戸どうぶつ王国、動物たちには氷のプレゼント

 

連日の猛暑日の続く日本列島、神戸どうぶつ王国(神戸市中央区・ポートアイランド)では、動物たちが夏バテしないように、飼育担当者の方々は健康管理を徹底して飼育員ならではの工夫満載のお手製氷などをプレゼント。この夏の暑さを乗り切ります。

 

この氷のプレゼントは暑さ対策だけでなく、動物福祉の観点からも重要といいます。野性下の生活では毎日えさにありつける保証もありませんし、狩りもいつも成功するわけではなく、知恵も忍耐も時に必要な厳しい自然界です。そのような環境に近づける意味でも、氷の中のえさをあえて時間をかけて食べさせるということをするのだそうです。そういったことが本来の動物のためになる動物福祉(アニマルウェルフェア)という観点だそうです。氷と格闘する動物たちを見ることはきびしさとともいどこか和ませてもくれます。

 

 

【アメリカンビーバー】

 

アメリカンビーバー大好きなリンゴに一目散と思いきや今年のブームはさつまいまのようです。食べる姿もさることながら、水面で氷を持つ姿はまるでビート板をもって泳いでるかのようです。

 

【番外編】アルパカの水浴び

 

アルパカの生息地は南米のアンデス山脈、高度3,500~5,000メートルの高地です。そんな場所で生きていくための体のつくりになっているので、暑さは苦手です。

夏になる前に毛刈りをしますが、猛暑日は一日に数回水浴びします。

 

 

ほか、レッサーパンダ、コツメカワウソ、ゴマフアザラシ、サーバルトトラなどに与えられます。

これらの開催日は不定です。動物たちの様子を見て判断されます。

以下、資料として2020年度のレッサーパンダとサーバルの模様です。