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「姫路城世界遺産登録30周年記念 平成中村座姫路城公演」本日開幕! 一番太鼓の儀

 

5月3日、「姫路城世界遺産登録30周年記念  平成中村座」が本日、姫路城三の丸広場内の特設劇場で公演が開幕しました。

そして初日公演を前にして、劇場前で「平成中村座姫路城公演初日一番太鼓の儀」が執り行われました。

 

 

 ” 一番太鼓 ” とは、江戸時代、芝居の始まる前に打たれた太鼓のことで、江戸の芝居小屋の雰囲気を伝える平成中村屋ならではの儀式として、毎回初日に限っておこなわれています。

 

『平成中村座』は、 " 江戸時代の芝居小屋を現代に復活させ、多くの方々に歌舞伎を楽しんでいただきたい " 十八世中村勘三郎(当時勘九郎)は長年抱き続けてきた想いは " 平成中村座 " として2000年に東京・浅草で具現化されました。勘三郎が " 平成中村座 " に込められた想いは中村勘九郎、中村七之助へ脈々と受け継がれます。

そして2023年、世界遺産登録30周年を記念して、” 平成中村座 " が満を持して国宝・姫路城で開催されることとなり、天守閣を間近に望む三の丸広場で、悠久の歴史を感じるこの場所において江戸時代の芝居小屋が甦りました。

 

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中村勘九郎&七之助兄弟が「平成中村座 姫路城公演」の取材会に出席

 

 

"一番太鼓"の儀では、開演に先立って毎回公演初日に限って行われる儀式。

中村勘三郎から田中傳左衛門へと「撥渡し」がおこなわれ、"一番太鼓"の儀式が始まります。

 

中村屋の定紋「角切銀杏(すみきりいちょう)」の櫓があがった劇場の前で、厳かで威勢の良い太鼓の音が鳴り響くと、詰め掛けた大勢のお客様からは大きな拍手や声援と掛け声もかかり、にぎやかな初日の開幕を迎えるのが恒例となっています。

 



 

 

 

三十軒長屋

 

劇場の目の前には、平成中村座史上最大となる三十軒長屋が出現しました。

ご当地姫路の特産品はもちろん、平成中村座の歴代公演地の浅草、小倉からも出店。観劇客のみならず、姫路城に来られた方ならどなたでもご自由にご覧いただきお土産を購入できます。