「ゴッホ・アライブ」神戸で開幕！ 3月18日（土）～6月4日（日）

3月18日からいよいよ「ゴッホ・アライブ」が、兵庫県立美術館（神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1、HAT神戸内）でいよいよ満を持して開幕しました。先立って17日、内覧会へ行ってまいりました。

壁にかけられた絵画を鑑賞するものではなく、音楽と映像で鑑賞する、デジタル時代の新たな美術の鑑賞です。

本展覧会は、実際の絵画を鑑賞するものではなく、暗闇の展示室に投影される大迫力の”ゴッホ”に包まれる新しい形の美術鑑賞です。まるで自分が絵画の中に溶け込んでいくかのような感覚を楽しめます。心地よいクラシック音楽が流れてソファーやクッションでゆったりとリラックスし、生涯を通じて色がとりどりに変わっていくゴッホ絵画の色彩が美しく流れます。観ている者を惹きこまないではいられません。

約40分間のアート映像は、ゴッホの生まれたオランダで描かれた作品からスタートし、彼の人生にそって展開していきます。

クラシック音楽の流れる中、最大7ｍの壁や柱、床に、会場いっぱいに3000カットにも及ぶ作品画像が様々なきらきらとした光を放ちながら圧巻の絵画が投影され、観る者を魅了します。

この展覧会の映像空間ではフィンセント・ファンン・ゴッホとともに、ランダ、アルル、サン＝レミ、、オーヴェール＝シュル・オワーズなどを旅します。それらの場所はゴッホの時代を超えた作品を生み出してきましちゃ。これらの生き生きしたゴッホ作品を目の当たりにすると、彼の考えや感じ方、心のありようを感じずにはいられません。彼の作品の微妙な色彩の用い方や絵画技法を写真や絵画の映像とともに鑑賞し、彼の創作のインスピレーションの源を感じ、時に足を止めてゴッホとともに彼の生きた軌跡を辿って身に浸してみることも、大きな感動を生むことでしょう。