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コシノジュンコプロデュース期間限定レストラン”Café de JUNKO” 白と黒の世界で表現

 

大阪府、大阪市では、府内のさまざまなエリアの周遊を楽しんでいただくために「大阪来てな!キャンペーン」の一環として、2023年1月25日(水)~2月12日(日)の期間「ポップアップフェス in 大阪・梅田」を大阪・梅田エリアで開催中です。

その一環として、大阪来てな大使」でもあるコシノジュンコさんがプロデュースするポップアップレストラン” Café de JUNKO” が、ホテルグランヴィア大阪17F「アブ」にオープンしました。

 

レストランコンセプトは " 対極 ” の「白と黒」で、レストラン内装も昭和で、そしてメニューまでコンセプトの白と黒で表現され、目で見、味でも楽しめるようになっています。

 

内覧会では、コシノジュンコさんは若い人にも伝えたいと、1970年代の思い出深いものやエピソードなどを語りました。

 

「70年代、新しい音楽、ファッション、そしていろいろなジャンルが一体化して、本当に新しい日本文化が始まったと思います。そこのど真ん中に私がいました。この内装のスナップのパネルアートも特別に撮ったというのでなくて、毎日がお祭りのようで、自然体な前向きなに日が楽しいという経験があって、本当に日本は明るかったと思います。そういう経験をした人たちはおそらくいい仕事をしていたし、いろんな人が集まるところに文化があって、いろんなジャンルの人たちが集まりところに文化がある時代が70年代なんです。こうしたいろんなジャンルの人たちがディスコに集まったり、今でいうクラブですね。いろんな人に出会うこと、これは私にとっても大事なことなんです。赤坂にサイケなゴーゴークラブ” MEGUN”があってそこから始まった気がします。まずここが拠点で、主に音楽関係や外国からの方、いろんな方がいらっしゃって、何を話したかというよりフィーリングなんです。私はもう亡くなりましたが、安井かずみという作詞家と大親友となって、彼女は芸能関係や音楽関係の仕事をしていたので行くところがあるというか、まずそこでおしゃれをする、というかファッションの始まりですね。ファッションというものをフランスから直接持って来るのではなくて、日本そのものからファッションというものは始まったと思います。70年代というのは、コシノジュンコにとって一番いい時代であったと言えます。」

 

「一番のポイントは大阪万博です。大阪万博というのは東京からいろんな人がたくさん来て、建築であったり、ここでフレシキブルないい仕事ができた。大阪というところはまぁ気軽ということもありますが、なんか東京にない不思議な魅力があって、なにか味があるというか、お茶目というか、なんでもできるんじゃないかみたいなそういう気楽さがあって好きなんです。朝のNHKドラマ「カーネーション」にもあったように、なにかそういうものが生まれるというか、自然なんですよ。

70年大阪万博からこれから始まる2025年の大阪万博まで、これを繋ぐという意味で、私は経験を生きして、再現するのではなく、新しい生き方がみつかる、それで皆さんの生き方が変って、クリエイティブな人たちが自信をもって世界に飛び立つ、そういう環境を目指して添い遂げられるといいなぁと思っています。」

 

「1970年からこの2015年、この大阪でまた始まる万博の大きな宝として、また ” Café de JUNKO ” が「アブ」でオープンするということでワクワクします。夜、あの頃、パブとかでみんな集まって遊んでいたわけです。遊んでいたと言っても、本当にみんなレベルの高い人たちが集まって、それで広まっていっていったんです。この " Café de JUNKO " に人が集う場になれば素敵と思うんです。今は集まるところがなくてスマホで済んじゃうような、そういうのってどうなんでしょうね。それがあの独特な環境に変わって、どのように新しいものになるのでしょう。この壁の私たちの写真ってリアルで、あの当時みんなかっこよかったと思うんです。

 

コシノジュンコさん。70年代の写真の内装と共に
コシノジュンコさん。70年代の写真の内装と共に

コシノジュンコさんがプロデュースされるコラボレストランとしては初なんでしょうか?

 

「うちの家では、お客さまがいらっしゃると、そのお客様をダシにして面白い料理の挑戦をしています。それでビックリしたら成功みたいな、そういうのが積み重なって……。そして私が大阪な*らなんといってもお好み焼きなんですが、ただ一般のお好み焼きと違って、食べたことのないお好み焼きができたと思います。」

「まず目で見て、目で食べるんだという、目で見て美味しいと思いますよね。食べてもないのに見た目に美味しくなさそうなら食べたくないですよね。そして一度食べてみたいなという興味ですよ。見た目と中身ということで、それが私のコンセプトです。私はデザインの世界ですから、ただお腹がいっぱいになるなればいいというんでなく、イメージを食べることによって、その方の仕事やいろんなことにイメージが湧いて、それを感じ取ってくださればおもしろいなという、お客様が実験体ですね。」

「私は大きなパーティーに出ることが多いのですけど、そのままホテルの料理をいただくだけで、自分で作ったことはないんですけど、今回、絵を描いて、佐々田総料理長と「こんなのできないですかねぇ」とか研究しました。」

 

「デザインのコンセプトでもある " 対極 " の白と黒で、テーブルクロスにはお皿が描かれています。その上にお皿を置くということをイメージして絵を描き、料理も佐々田京総料理長とともに " 対極 " の白と黒ということでメニューを考えました。決して食べるということはお腹いっぱいになるということばかりでなく、感動することが大切。基本的にはデザインの世界です。「美味しい」と書いて、美しさという目で食べて、美味しそうになければ食べたくはなりません。味は佐々田料理長にお任せして、自分でもよく仕上がっていると思います」ときっぱり答えられました。

 

 

 

佐々田京総料理長と。白と黒にデザインされたテーブルクロスに、白と黒を基調とした料理が並びます。
佐々田京総料理長と。白と黒にデザインされたテーブルクロスに、白と黒を基調とした料理が並びます。

ー Koshinsio family's Special dish ー JUNKO BLACK PKONOMIYAKI 

コシノジュンコ風お好み焼き フォアグラ添え

Osaka-Style Okonomiyaki Savory Pancake - Café de JUNKO Original Style