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阪神淡路大震災から28年 神戸市中央区で 1.17のつどい

 

6,434名の方が亡くなった阪神淡路大震災が発生してから28年。神戸東遊園地(神戸市中央区)では、「むすぶ」をテーマに祈りを込めて「1.17のつどい」が催された。

阪神淡路大震災が発生した5時46分、参加した被災者や弔問に訪れた人たちは手を合わせて祈った。

阪神淡路大震災は平成7年(1995)1月17日(火)、地震の規模は、淡路島を震源に震度6(一部で震度7、震源の深さやく16Km 、マグネテュード7.3。6,434名が亡くなり、43,792名が負傷、家屋の全壊104,906棟、144,274棟、全焼7,036棟、半焼6棟などの被害をもたらし、1,153ヶ所の避難所に316,678名が避難を余儀なくされた。

 

1.17のつどいは、阪神淡路大震災で亡くなった人たちを追悼するとともに、震災で培われた「きずな・支えあう心」「やさしさ・思いやり」の大切さを次世代へ語り継いでいくために行われている。

今年も竹灯籠や紙灯籠、約1万本が「むすぶ」の文字になるよう並べられた。この灯篭を並べて作られた「むすぶ」の文字には、震災経験者や震災を知らない世代、被災者やそれを支える人らを「むすぶ」という意味を込めて公募で決められた。

1.17のつどいでは、多くの人が東遊園地を訪れ、ロウソクに火を灯した。そして、震災の発生時刻の午前5時46分がスピーカーから流れる時報の音声で、集まった人たちは手を合わせて犠牲者への黙祷をささげた。